standard-title 大巌院-佐久間家

大巌院-佐久間家

千葉県館山市-佐久間家工事例

施工場所:大巌院、千葉県館山市大網398-1

施主様に提出したCG

インド産のMU、M1H、インド山崎、SRのなかから深い緑のSRという石を選んで頂きました。


 

工事過程

購入済み寺墓地、地盤が緩い

とりあえず、30㎝以上掘り下げる

用意した2.5Mの住宅用鋼管杭

土の中でも錆びにくい素材が使われている

鋼管杭の打ち込み、最初の2Mは簡単に打ち込みましたが

最後の50㎝を打ち込むのに大変でした。

砕石を流し込む

ランマ―で基礎を固める

砕石を含め、基礎を固めた。

鉄筋の敷き詰め、鉄筋の下方にも隙間を残す

鉄筋が完全にコンクリートに包まれるように生コンを流し込む、

締め固めをしながら、コンクリートを流し込む

2週間以上乾燥させてから、墓石の部品を取り付けていく

一段一段丁寧に積み重ねていく

内部見えない部分は中国材を使用

すべての部分は2種類の耐震用接着剤を使用

墓石は無垢ステンレス耐震棒を入れることで縦揺れにも横揺れにも強くなる

この地方ならではの提灯穴を設ける

すべての目地をきれいに仕上げる

接着剤が固まった後に養生テープを剥がす

完成しました!


納骨サポートをさせて頂きました。


あとがき
施主様は故人の娘さんで北海道に在住、ポータルサイト経由でのご紹介でした、電話で数回話したのち、石の見本を郵送し、図面を設計しました、洋型なので、基本的に横長のデザインを提案しましたが、施主様のご要望で縦長の他社のデザインになりました、4社ほどの石材店から弊社と館山市内の石材店に絞りましたが、そこから数回の値段のすり合わせがありまして、最終的に弊社に決めて頂きました。
文字などは館山市内在住のお母さまと打ち合わせしました、弊社木更津支店の担当者の自宅から車で30分ほどの距離です、本社が横浜でも担当者が近くにいることで安心して決めて頂いたのかもしれません。故人が生前育てた松の盆栽と同じような感じのイラストを墓石の正面に彫刻したいとのご要望で今回のような内容に仕上げました。
また、建立した場所ですが、当初ご購入された場所ではなく、ご住職が後ろに松の木が良く見える場所に調整して頂いたようです、故人のことをよく知っているご住職の心遣いかもしれませんが、これがお寺ならではの良さではないでしょうか。