横浜市営久保山墓地、16区の墓地、前後の勾配が1Mくらい、さらに墓地の後部に約2mほどの擁壁があります、本体の勾配よりも施主様が気になるのは基礎の部分です、この擁壁の上に墓地を立てるので、今回は基礎の部分は施主様と一緒に検討しました。墓地の後部にかかる重量計算をしました、今回は墓石と基礎部分を含め、後部の基礎にかかる重量はおおよそ3トンもあります。鋼管杭の打ち込みとコンクリート基礎のBOXでの耐荷重をCADソフト(soldworks)の上でシミュレーションしました、シミュレーションした構造よりも倍くらいの高さの鋼管杭を打ち込みましたので、これなら大丈夫だと施主さまもなっとくされこの施工内容に決まりました。
横浜市営久保山墓地-YD家
お客様に提出したCG
地盤に合わせて設計した基礎図面
2.5Mの鋼管杭を地中に打ち込んで、勾配を解消できるように基礎の筐体を作ります。その上に墓石を建てる。
工事過程
あとがき
施主様のご出身地である富山県から改葬しお骨をこちらに移すというので、青みのある白系、硬質なインド銀河を勧めたところ、こちらの提案に決めて頂きました、この色ならば富山県あたりでは見慣れた墓石の色ですので、完成後、この石にして良かったと感謝のお言葉を頂きました。工事する際にお骨をお持ちして頂いて納骨をしましたので、最後にお坊さんの手配をさせて頂きました。